子の無い夫婦がいた。神に祈願して子を授かったが、後に夫は死に、妻は盲目になった。
息子が成長すると嫁がきたが、この嫁の機織の腕は素晴らしく、織った布を売って一家は裕福になった。やがて若夫婦に子供も生まれ、盲目の老母はこの孫をこの上なく可愛がった。
さて、この嫁の孝心は厚く、姑の目を治してやりたいと神に祈願していたが、下ったお告げは「お前の子を殺し、その生き肝を取って姑に食べさせろ」というものであった。ついに嫁がその通りにすると、果たして、老母の目は開いて見えるようになったが、何も知らない老母は喜び「すぐに孫の顔が見たい」と言う。仕方なく子供を殺したところにいくと、死んだはずの子供は元気に生きていた。